【動物保護活動インタビュー#2】地域の方への「学び体験」に力を入れている理由 / ぺテモ ライフハウス ピアシティ稲毛海岸
『ライフハウス』は、イオンペットが取り組む動物保護の社会貢献活動。
動物愛護センター等に収容された保護犬や保護猫の譲渡を行っています。
2022年12月には、譲渡だけでなく動物との関わり方の学びの場を提供する「ふれあい教室」や「飼い方教室」を併設したペテモライフハウス ピアシティ稲毛海岸」がオープンしました。
そこで、長年ライフハウス運営に携わる柘植さまと、広報担当の掘井さまに、活動に対する思いや飼い主のみなさんに伝えたいことを教えていただきました。
第2回目は、地域の方への「学び体験」に力を入れている理由をお伺いしていきます。
お話を伺った方
新ライフハウス プロジェクトマネージャー:柘植 由梨子さま
広報担当:掘井 彩夏さま
ライフハウスでは地域の方への「学び体験」に力を入れていらっしゃるかと思いますが、地域の方々へどのような想いを伝えたいですか?
柘植さま:
その地域ごとに適正飼育の仕方を伝えていきたいと思っています。
一部エリアでは元野犬の子も多くいますが、そういう場所では野犬たちの置かれている環境についてお伝えしたり、例えばある県ではマイクロチップの装着数が他県に比べて少ないので装着の重要性についてお伝えしたり。
地域の問題を解決するために、地域ごとの課題に合わせて正しい知識をお伝えするようにしています。
大事なのは「正しいことを見分けられる力」
これは少しセンシティブな話かもしれないのですが…。ペットショップでの生体販売も保護犬を生み出す要因なのでは?という声もある中で、生体販売のテナントを設ける御社としては、ライフハウスの活動をどのように棲み分けていらっしゃいますか?
柘植さま:
最近は「ペットショップで迎えるべきではないという印象を持たれることも多いのですが、当社に入っていただいている生体販売業者さまは、もちろん法律順守の業者さまのみですし、動物を扱うことに対する志を共有できている業者さまばかりです。
そういった業者さまは正しくお客さまに命の大事さをお伝えして販売されていると思いますし、目指すところは私たちと同じなので、業界全体でより良い状態を目指していくべきだと思っております。
あと最近は動物に関わる法律もかなり厳しくなっており、動物の体の大きさに対するケージのサイズや、休憩時間など、細かく決まりがあります。
昨年6月に法改正があった時には当社に入っていただいているすべての生体販売業者さまには徹底の旨をお声がけしましたが、しっかりと目線を合わせて賛同してくださり、この新しい法律を守ることを徹底していただきました。
世の中のペットショップへの印象というのは、一部の悪徳業者の存在によってゆがめられてしまっている部分が大きいのかもしれません。
柘植さま:
一概に保護犬猫を迎えるのは良いこと、生体販売がから迎い入れることはそうではないこと、というわけでなく、大事なのは「正しいことを見分けられる力」だと思っています。
どこで出会うかよりも、出会ったあとのことが大事だと思います。
出会い方に関係なく、預かった命を最後まで面倒みられるか、という点が一番重要だと思っています。
そういう視点を飼い主さまに持っていただきたくて、私たちは情報を発信したり、こうした学びの場を提供しています。
動物に関わるすべての人たちが、正しいことを見分けられるように
地域ごとに犬とのかかわり方が違う中で、その地域の課題にあわせた正しい知識を伝えていく活動をしているライフハウス。
課題を否定するだけではなく真摯に向き合い、保護犬の幸せと、飼い主さんの幸せ、どちらも大切にしている点が印象的でした。
動物に関する様々な情報がある中で、「正しいこと」を見分けることができる人が増えていくよう、活動を続けていらっしゃいます。
第3回目は、「犬と人が共生する社会」についてお話をお伺いしていきます。
ぺテモ ライフハウス ピアシティ稲毛海岸
住所:千葉県千葉市美浜区真砂1-2-6 ピアシティ稲毛海岸B棟1階
電話:043-307-7075
ライフハウスは、保護される動物を減らし、
“保護”が必要な状況を生まない社会をつくりだすためにスタートした、イオンペットの社会貢献活動です。
保護犬猫の譲渡や地域の皆さまへの学び体験を中心に行い、不幸な命をなくし、ひとつでも多くの命が、飼い主さまとのしあわせな暮らしを送れる社会を目指し、イオンペットはライフハウス活動を行っています。