【動物保護活動インタビュー#3】「犬と人が共生する社会」について / ぺテモ ライフハウス ピアシティ稲毛海岸


『ライフハウス』は、イオンペットが取り組む動物保護の社会貢献活動。

動物愛護センター等に収容された保護犬や保護猫の譲渡を行っています。

2022年12月には、譲渡だけでなく動物との関わり方の学びの場を提供する「ふれあい教室」や「飼い方教室」を併設したペテモライフハウス ピアシティ稲毛海岸」がオープンしました。

そこで、長年ライフハウス運営に携わる柘植さまと、広報担当の掘井さまに、活動に対する思いや飼い主のみなさんに伝えたいことを教えていただきました。

第3回目は、「犬と人が共生する社会」についてお話をお伺いしていきます。


お話を伺った方


新ライフハウス プロジェクトマネージャー:柘植 由梨子さま
広報担当:掘井 彩夏さま

 

 


苦手な人にこそ配慮を。模範的な飼い主が本当の共生社会を作る。


「犬と人間の関わり方や社会」について、御社の考えを教えていただけますか?

柘植さま:
ペットとの共生社会の実現のためには、模範的な飼い主さまが増えることが重要だと思っています。

ペットを飼っている人は社会の中ではまだ少数派です。少数派がいくら「ペットは素晴らしい」と声をあげてもなかなか多くの人に想いが届かないと思っています。

なので私たちは単にペットを飼う人を増やすのではなくて、正しく飼う人を増やして、社会の中にもっとペットが溶け込めるような基盤を作っていきたいと考えています。

掘井さま:
ペットを家族として認めてもらうために、自分たちの権利や要望だけを主張するだけではだめですよね。

私も一オーナーとして、「電車にペット専用車両が欲しいな」とか「愛犬とショッピングセンターで一緒にお買い物したいな」とか思うことはありますが、やはりそれをよく思わない方もいる中で、「家族なんだからいいでしょ!」と“共生社会”という言葉を都合よく使って主張しても何も変わらなくて。

苦手な方たちにペットを好きになってもらうことは難しくても、共存してもいいよと思ってもらえるようになれば、ペットの地位向上にもつながると思っています。

なので、お散歩のときのトイレもそうですが、私たち飼い主全員がマナーを守って正しく飼うことがまずは大事だと思いますね。

 

 


しあわせも、たいへんも、ずっと、いっしょに


これから保護犬を家族に迎え入れたいと考える方へ、お伝えしたいことがあれば教えてください。

柘植さま:
保護犬と一口に言っても、子犬もいれば成犬もいるので、それぞれに性格や過去があったりします。

その子たちを想って、ちゃんと受け入れられるかを考えた上で飼うようにしてほしいと思います。それは保護犬だから、ということではなくて、自分たちの生活や環境にそのわんちゃんは合ってるのかな?というところを考えることと、最後まできちんと飼うということをきちんと考えてほしいと思います。

 

 

まさにここ(ふれあい室の壁)に書いてある「しあわせも、たいへんも、ずっと、いっしょに」ですね。

拓殖さま:
そうですそうです!特に保護犬については過去が見えないので、「この子もしかしたらこうだったのかな?」と想って考えることがとても大事なんですよね。

動物にも心があるので、環境が何回も変わっている子はよりストレスを抱えていますし、よくない行動をすることもあると思いますが、その都度「どうしてかな?」と考えてあげることが大事だと思っています。

 

 


犬を飼っている人のマナーが、動物との共生社会への大事な一歩に


ペットショップという立場のイオンペットだからこそできること、動物に対する想いでここまでやってこられたことなど、とても大切なお話を伺うことができました。

特に、動物の地位を上げ、共生社会を目指していくには、飼い主のマナーが何より大事であるという点は、忘れてはならないポイントですね。

柘植さま、掘井さま、ありがとうございました。

 

 


ぺテモ ライフハウス ピアシティ稲毛海岸
住所:千葉県千葉市美浜区真砂1-2-6 ピアシティ稲毛海岸B棟1階
電話:043-307-7075

ライフハウスは、保護される動物を減らし、
“保護”が必要な状況を生まない社会をつくりだすためにスタートした、イオンペットの社会貢献活動です。

保護犬猫の譲渡や地域の皆さまへの学び体験を中心に行い、不幸な命をなくし、ひとつでも多くの命が、飼い主さまとのしあわせな暮らしを送れる社会を目指し、イオンペットはライフハウス活動を行っています。