【ペットシッターインタビュー】愛犬と過ごした幸せな時間を、役立てる仕事に

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ペット救急救命士であるペットセーバー資格を持ってペットシッターとして活動している福田由紀恵さん。

ペットシッターをはじめた理由や、なぜペットセーバーの資格を取ったのか、ワンちゃんの飼い主としての責任についてお話していただきました。


福田由紀恵(ふくた・ゆきえ)
ペットセーバ―資格を取得し、ペットシッターとして活動。初めて迎えた愛犬と過ごす間に、ペットセーバーの講習を修了。
愛犬と18年8ヶ月を過ごし、愛犬亡き後もドッグランでの仕事で様々な犬種との関わり方を学ぶ。


愛犬との別れを覚悟したことがきっかけに

ペットシッターとして活動を始めた経緯を教えてください。

2019年に始めましたが、当時ミニチュアダックスフンドの「風魔」と暮らしていました。

風魔は当時17歳で、いずれくる別れを考えるペットロスの可能性を考え、それを回避するために他のワンちゃんを預かろうと思いました。

他の子と触れ合っているだけで気分が紛れますから。

風魔君がいる中でペットシッターの活動は、風魔君の嫉妬はありませんでしたか?

バギーでお預かりする前に必ず事前面談を行います。自分が責任をもってお預かりすることが出来るかどうか。

風魔がいる時は相性の確認もします。ただ、風魔は特に嫉妬の感情が無いのかどうか、お客犬ファーストでいてくれてました。

ちなみに、お客様のワンちゃんでは、プードルやポメラニアン、MIX犬がよく来ます。本当は一人でお留守番できるワンちゃんなのに、飼い主側が心配して預けていることもあります。


なぜペット救急救命士の資格を取ろうと思ったのですか?

バギーでお預かりするワンちゃんが突然死をしてしまったんです。原因が犬が食べてはいけないものを口にしてしまうという、人の過失によるものでした。とても残念で悲しい出来事です……

もし、緊急時の応急処置が出来ていれば、最悪の状況は免れたのかもしれない。もし、お預かり時に何かあった時に自分はすぐに対応できるだろうか。と思いすぐペットの救命救急を検索しました。

その時に出会ったのがサニーカミヤ氏(一般日本国際動物救命救急協会 代表理事)によるペットセーバー講習です。たまたま近くでの講習会の予定があり、参加することが出来ました。

講習会はやっぱり動物関連の仕事をしている方の参加が多いですね。


いざというときに、ペットを守れるように

ペットセーバーの講習ではどんなことを学びますか?

怪我、蘇生、誤飲、やけど、熱中症など…本当に様々なことを学びます。

ワンちゃんが届くような低い位置になるべく物は置かないなど基本的なことから、暑い時期に犬用のお洋服を濡らして絞ってから着せてからお散歩すると熱中症対策になるなど、普段の生活で使える知識も身に付きますよ。

講習会を受けて感じたことや、その後行動は変わりましたか?

講習を1度受けただけではなかなか身体に身につかないんですよ。慌ててしまうんです。自分の家族であるワンちゃんの緊急事態時に、落ち着いて正しい救命措置が出来るのか。

いざと言う時に行動できるよう繰り返し身につけて置くことが必要です。同じ状況でも犬種や大きさによって対応方法も違うので、うちの子のための救命措置を知っておくことが大切ですね。

ペット救急も基本は人間と同じなんですよ。すぐ自分以外の人を呼んで車やタクシーの手配をして病院に移動です。

ワンちゃんと暮らすという事は、幸せなことが沢山ありますが、それだけでなく大変なことも沢山あります。家族として迎えられたら、正しい知識を自ら学んでワンちゃんと過ごして欲しいです。


正しい知識を学び、愛犬との幸せな暮らしを

「飼い主側が如何に正しい知識を持ってペットと過ごすか」と、インタビュー中に福田さんは何度もおっしゃっていたのが印象的でした。

ワンちゃんのためにも、正しい知識を身に着けることは、飼い主の責任ですね。

福田さん、ありがとうございました!


福田由紀恵さん ペットシッター情報
住所:千葉市中央区本千葉町
 京成千葉中央駅から徒歩2分
 千葉モノレール葭川公園駅から徒歩3分
 JR千葉駅から徒歩13分
メッセージ:
愛犬を預けることに心配や不安があるかと思いますが、安心してお出かけいただけるように精一杯お世話をします。お預かりしている時の様子も細かくお伝えして安心して貰いたいと思います。
まずは事前面談で普段のわんちゃんの様子なども含め、お話が出来ればと思います。
素敵な飼い主様とわんちゃんとの出会いを楽しみにしております。お気軽に連絡下さいね。